著名なニューヨークの宝石商である、チャールズ・ルイス・ティファニーの長男として、1848年に生まれた。高校卒業後、父の仕事を継がず、画家を志して留学するが、当時ヨーロッパで全盛期だったアール・ヌーヴォーの洗礼をうけ、次第に装飾芸術に関心を抱き、室内装飾、建築、家具、照明など多くの分野で活躍した。特にガラス工芸の分野では、ステンドグラス、モザイクガラスあるいは玉虫色に光るファブリールと命名された特殊なガラスを考案するなど、多くの功績を残した。ジャポニズムやムーリッシュ、ヨーロッパアール・ヌーヴォーなどさまざまな様式の影響を受けながらも、ティファニー様式とも呼ばれる独特のアール・ヌーヴォー様式をアメリカで完成させ、それを貫き通して1933年この世を去った。